エフフォーリア
評価：４点
直前追い切りは引っ張りきり。最後だけ開放して抜け出す形。抜け出したくて仕方ないような様子で、内枠でスパッと抜けるという勝ちパターンを感じさせるものでした。テンションが上がって抑えが効かない可能性もあるため、諸刃の剣といったところ。
ヴィクティファルス
評価：３点
時計は立派ですが、ジリジリとしたイメージです。ハーツクライというまんまの適性でしょう。そういう意味では内枠はかえってマイナスではないでしょうか。
タイムトゥヘヴン
評価：３点
若干前で走っているような状態に見えます。脚力は高そうですが瞬発力が求められる部隊となると適性範囲外といったところでしょうか。見た目にもトモが寂しく映るのでこのクラスでは後肢のパワーアップを期待したいところですね。
レッドジェネシス
評価3.5点
体幹がバッチリ決まっていて硬さも感じさせるキャラクター。バネのような瞬発力ではなく純粋なパワーで推進していくタイプでしょう。体幹の強さからコーナリング性能も高そうです。ダービーの舞台は瞬発力が求められてコーナリング性能はあまり使わないことが多いので適性外ですが、秋はかなり楽しめそうな一頭ですね。
ディープモンスター
評価：4点
大きなフットワークが特徴で柔らかさも感じられます。明らかに皐月賞よりダービーという印象の馬ですね。時計は出ていますが瞬発力が活かせそうな素振りは今回の映像では見当たらず、ジリジリ伸びて好走というのが現状の見立てです。こちらも同じく秋が楽しみな馬ですね。（その場合はレッドジェネシスと乗り方が真逆の形になると思います）
バジオウ
評価：2点
緩めの調整でまだまだ余力を感じます。もう一段上のギアを残しているような状態に見えますが、ダービーの追い切りとするとかなり手緩い印象です。この馬の先に期待しているのではないでしょうか。
グラティアス
評価：2点
コロンとした体型で全身を使って走るとてもいい馬ですね。将来的にはもう少し短い距離で見てみたいような馬に見えます。ハーツクライがどう出るかでしょう。今回は見送りたいなと思います。
ヨーホーレイク
評価：3.5点
スケールの大きな馬体をしっかり使って走れています。硬質的な捌きでバネが感じられないという同厩のレッドジェネシスと同じような個性。胴と手足が長く、体幹がレッドジェネシスほどではなさそうで、コーナリング性能は高くはなさそうですが、こちらはより硬さが顕著に感じられ、ダートで大箱コースを使えたらすごく強そうな印象を持ちます。
ラーゴム
評価：3.5点
しっかりバネの効いた身体の使い方に感じます。後肢の強さが映像では見えなかった（隠れていた）ので雰囲気でしか判断出来ませんでしたが、前での推進が強そうなのはわかりました。エフフォーリアと同じく我慢させて一気にという追い切りでしたので、レースもそういう作戦なのでしょうが、1週前の後から突かせてしぶといという内容もこの馬の個性に合っていそうで、個人的にはそういう乗り方をして欲しいなと感じました。我慢させそうなので評価は一枚落としましたが個性の発揮が上手く出来れば出し抜ける1頭と思います。
シャフリヤール
評価：3.5点
しっかり時計も出ていてバネも感じられますが、体躯のなさとパワー不足な印象からトップスピードが求められた場合に後手を踏むタイプに見えます。今回の調教でしっかり負荷をかけても乱れなかったところを見るに毎日杯のようなハイペースで最後まで早いという馬場状態が噛み合ったレースがベストでしょう。ダービーがそういうレースになる可能性は低いので評価を一枚落としましたがこちらも乗り方次第といったところでしょう。ロングスパートのレースになれば勝ち切るまである馬です。ダービーよりジャパンカップ、そういう馬じゃないでしょうか。
ステラヴェローチェ
評価：5点
長い手脚をしっかり使ったフォームで素晴らしい動きを披露しています。併せた馬に対しても動きの余力を感じさせて脚力を感じます。長さのある馬体から、小回りの皐月賞より大箱であるダービーの舞台が向くでしょう。外目の枠に入ったのもスムーズに加速させられると考えれば僥倖。これは面白い1頭だと思いますよ。
ワンダフルタウン
評価：4.5点
当週の追い切りで一気に良化しているように見えます。軸がしっかりしていてスピードの持続力に優れそうな印象。最後までしっかりと四肢を動かせているところもそれを示唆しています。少し早めから仕掛けてしぶとさを活かせる展開にしたいですね。
グレートマジシャン
評価：５点
柔軟性がものすごく感じられて動きの質という意味ではこのメンバーで一番です。ただ、逆手前でコーナーを抜けていたり口向きが安定していないように見えたりと走力を出すまでが難しそうな印象です。６点をつけようか迷いましたがマイナス点があったため５点。今回走っている馬でどの馬が一番好きですかと言われたら間違いなくグレートマジシャンと言うくらい個人的な好みの馬ですね。
タイトルホルダー
評価：３点
あまりスピード感は感じないのに時計が出ているのはバランスが良いからでしょうか。走るフォームはしっかりていると思います。強烈な長所がない分推しにくいですが、佳作級の質の高さは感じられます。
アドマイヤハダル
評価：３点
相変わらず大きなフォームで走れていて完全にダービー向きだと思います。１週前なんかは本命にしたいような動きを披露していました。それだけに直前の追い切り失敗は残念ですね。
サトノレイナス
評価：５点
デビュー前から走る気持ちの強さと脚力を見せていた馬で、ようやく身体が追い付いてきたかなという印象です。（それでもまだ上積みを感じるレベル）大きなフォームが板についてきて完全に舞台設定にマッチしていると言えるでしょう。直前の追い切りがかなり軽めなのは牝馬ならではというか、走る気持ちをレースにぶつけるためだと思います。長めを気負わず走れているのはその準備が完了していると見えます。牝馬ですが、牡馬に太刀打ち出来うる脚力と精神状況ではないでしょうか。
バスラットレオン
評価：３点
長くいい脚を使えそうな馬です。先手を取るだけのダッシュ力もあるため展開のカギを握る馬になってくるでしょう。やや促しているところは気になりますが、多少ズブい精神状態にしていた方が距離はこなせると思いますので、そういう意図なのかもしれません。緩めた後の反応は未知数な上に、調教でも見せていないので評価とすると平均的かと。一貫ペースで逃げてどこまでってところでしょうが、そういう乗り方をするとも思えず。
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